


IO-Linkは国際規格IEC61131-9で規定されたセンサ・アクチュエータ用通信技術です。
IO-Linkユニットとデバイスを1対1で通信接続し、ON/OFF信号やセンサ計測値などの制御データだけでなく、製造メーカー名や製品品番などのデバイス情報、パラメータ、診断データを送受信します。
デバイスや設備の状態監視や異常検知を可能にし、立上げ工数削減や最短復旧、予防・予知保全に貢献します。

IO-Linkユニットとデバイスの接続部をポートと呼び、各ポートはデジタル通信を行う「IO-Linkモード」と、従来の接点入出力の「標準I/Oモード」とを切り替えることができます。

センサ用とアクチュエータ用と2種類の電源供給方法があります。

・デジタル/アナログ/IO-Linkユニットとの連結接続が可能
PROFINET:最大9つのIO-Linkユニットを連結可能(トータル36ポート)
EtherNet/IP™:最大4つのIO-Linkユニットを連結可能(トータル16ポート)
デジタルユニット、アナログユニット、IO-Linkユニットを混在して最大9連まで順不同で連結可能です。

・ポートクラスAとポートクラスBの両方に対応

・PC(設定ツール)からデータアクセス可能

・診断機能
上位通信からの診断が可能
PLCプログラムやPC(Webブラウザ)からIO-Linkユニット(ポート)診断情報を確認可能です。
PC(設定ツール)からデバイス診断情報を確認可能です。

・デバイスパラメータ設定機能、自動保存・自動書込み
上位通信からデバイスのパラメータ設定が可能
PC(設定ツール)からパラメータ設定が可能です。
PLCプログラムからも出力データやメッセージデータを使ってパラメータ設定が可能です。

PROFINET(EX600-SPN3/4)、EtherNet/IPTM(EX600-SEN3/4)は、下記機能に対応しています。
・対応トポロジー(接続形態)

・QuickConnect™、Fast Start Up機能に対応

・Webサーバ機能を内蔵
EX600-SEN3/4、EX600-SPN3/4はWebサーバ機能を内蔵しており、Microsoft Edgeなどの汎用Webブラウザを利用して、EX600のステータスの確認、パラメータ設定(EX600-SEN3/4のみ)、強制出力などが可能です。
設備立ち上げやメンテナンス作業を効率的に行えます。

System Redundancy S2
EX600-SPN3/4はSystem Redundancy S2に対応しており、プライマリーコントローラが故障しても、バックアップコントローラにより通信を継続します。
予期せぬ通信停止のトラブルを防ぐことができます。
※ System Redundancy S2を使用するためにはPLCが本機能に対応している必要があります。
